チョウチンアンコウといえば、頭についている竿の先に発光器官があり、それで獲物をおびき寄せて食べることで有名です。
オスが小さいということもある程度知られていると思いますが、オスが発見された経緯がちょっとおもしろいので紹介します。
最初にチョウチンアンコウの標本を調べた科学者は、それがすべてメスであり、オスが見つかっていないことに気付きました。
そして、ほとんどのメスに寄生虫がついていました。
その寄生虫と思われていた生物が、後にオスであるとわかったのです。
発見者はビックリしたでしょうね。
ちなみにオスは、どのようにしてメスに寄生するようになるのでしょうか?
単独生活しているオスは、嗅覚でメスの出すフェロモンを頼りにメスを探します。
そして、メスを見つけると、そのお腹などにかみつくのです。
その後、オスの唇はメスの血管と融合して、メスの血液がからだを循環するようになり、酸素や栄養もメスからもらう、完全な寄生状態になります。
ちなみに、寄生しているオスは1匹とは限らず、何匹もいる場合もあります。
そして、繁殖期になると、メスの卵巣の成熟と同時にオスの精巣も成熟し、産卵と放精が同時に行われます。
チョウチンアンコウがこのような性質を身につけたのは、オスとメスが出会うチャンスの少ない広い深海で、確実に子孫を残すためだと考えられています。
完全にメスに寄生するチョウチンアンコウのオスは、究極のヒモですね。
テーマ:雑学・情報 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2007/02/26(月) 21:46:21|
- 動物・植物
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0