害虫、いやな響きですね。
もし、ある害虫を何億匹と育てて野外に放している施設があるとしたら、どう思いますか?
しかし、これは現実に日本で行われたことなのです。
1975年から1993年にかけての約20年間に、沖縄で、ウリミバエという、ウリ類のほかトマト、ピーマン、パパイヤ、マンゴーなど多くの野菜、果物につく8mmほどのミバエを、530億匹も野外に放したのです。
なぜこのようなことをしたのでしょうか?
それは、ウリミバエを根絶させるためでした。
これは『不妊虫放飼』という方法なのですが、どのような方法なのか、簡単に説明します。
まず、増殖施設でウリミバエを大量に増やします。
そして、サナギのときに放射線を当てて、オスの精巣とメスの卵巣の機能を奪って、不妊の成虫を作ります。
そして、それを野生のウリミバエがいる地域に大量に放すのです。
ちなみに、ウリミバエが果実に被害をもたらすのは幼虫だけなので、成虫は放しても問題ありません。
野生のメスは不妊のオスと交尾しても産卵しますが、卵はふ化しません。
つまり、不妊のオスの割合が多くなればなるほど、子どもはできなくなるのです。
こうして毎週毎週数百万匹もの不妊ウリミバエを放しつづけました。
その結果、野生のメスは野生のオスと交尾する機会がなくなり、子どもができなくなり、根絶されたのです。
この方法で、まず久米島で1975年から1年半かけて3億匹放し、ウリミバエを根絶しました。
その後、宮古島で1987年に、沖縄本島で1990年に、八重島では1993年に根絶し、ウリ類などを本土に自由に出荷できるようになりました。
この間に放たれたウリミバエは530億匹、かかった費用は170億円だそうです。
ちなみに、沖縄では、ゾウムシにも同じ方法が使われています。
そして、現在でも再び増えるのを防ぐために、常にウリミバエを放し続けているのです。
テーマ:科学・医療・心理 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2007/02/21(水) 21:16:04|
- 動物・植物
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なんか、こわくなってきた〜☆☆☆まじっすかあ???
- 2007/02/22(木) 05:03:32 |
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- あけみん #-
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