沖縄や小笠原諸島には、足をいれても10cm程度の、きれいな模様の小さなタコがいます。
その名はヒョウモンダコ。
刺激を受けると、体色が明るく黄色っぽくなり、コバルト色の美しいリングが浮かび上がるところがヒョウ柄に似ていることからこの名がついています。
手のひらにも簡単にのってしまうほど小さくてかわいらしいこのタコ、実はだ液の中に、フグと同じ猛毒のテトロドトキシンが含まれているのです。
実はふつうのタコもだ液に毒が含まれていて、獲物を捕らえるのに使いますが、ヒョウモンダコの毒は別格です。
人がかまれると、呼吸困難におちいり、死にいたる場合もあります。
ちなみに、テトロドトキシンには解毒剤がないので、毒ヘビにかまれたときのように口で毒を吸い出すのも、とても危険です。 (ヘビ毒は食べても問題ないです。)
ヒョウモンダコは、その猛毒のおかげか、墨を出す墨汁嚢も退化しています。
墨をふく必要もないのでしょう。
見分け方は、刺激されると、コバルト色のリングが表われるのですぐわかります。
ヒョウモンダコ自体は、身を守るためにしか毒を使わないので、捕まえようとしたりしない限りは安全です。
南国の海で、子ダコのような、美しいタコを見つけたら気をつけてください。
そのまま帰ってこられなくなる恐れがありますから。
テーマ:科学・医療・心理 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2007/02/19(月) 22:59:25|
- 日常に潜む危険
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