今見ている景色本当は上下逆さまだということは前回紹介しました。
では、上下逆さまに見えるメガネをかけて生活するとどうなるのでしょうか?
アメリカの心理学者のG.M.ストラットンという人が、1890年代に上下左右逆さまに見えるメガネをつけたまま生活をしたという有名な実験があります。
この時は、片目にだけ逆さに見えるメガネをつけ、もう片目はふさいでいたそうです。
また、下條信輔カリフォルニア工科大学教授も両目に逆さに見えるメガネをつける実験をしています。
それらをふまえて、逆さに見えるメガネをつけるとどうなるか説明します。
まず、つけた直後は、世の中の物がすべて自分が思ったのと反対側に動き、それに適応できず、船酔いのような気持ち悪い状態になって吐いたりします。
しかし、24時間つけたまま生活すると、だんだん脳が適応してきて、1〜2週間もすると、自転車に乗ったり、キャッチボールすることもできるようになるそうです。
そして、興味深いのは、つけたまま正常に生活できるようになった後に、それをはずしたときです。
正常なはずの世界が、上下逆さまに見えるようになるのです。
実際に大学生で実験した映像を見たことがありますが、その大学生の反応は 『えっ?えっ?』 っていう感じで、実際に(その瞬間だけ)体験してみたい思うほど印象的でした。
ちなみに、はずしたあとは、2時間もすると元に戻るそうです。
この実験自体、とても興味深いのですが、果たして被験者の人たちは、1〜2週間風呂はどうしていたのかと、個人的にはそちらのほうも気になります。
テーマ:科学・医療・心理 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2007/02/18(日) 12:38:08|
- 心とからだ・医学
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