想像してみて下さい。
風邪気味になったあなたが、市販の風邪薬を飲んだところ、からだ中に発疹・水ぶくれができて、その結果失明したり、最悪の場合、死に至ってしまったとしたら。
これはホラー映画の話ではありません。
実際にそういう体験をしている方々が毎年いるのです。
この病気の正体は『スティーブンス・ジョンソン症候群』です。
日本での発生頻度は毎年人口100万人あたり1〜6人程度とまれではありますが、今のところ原因はわかっていないので、誰でもなる可能性があるのです。
症状は、全身に赤い斑点ができて、それがやけどのように水ぶくれになって、皮膚がむけてきます。目の角膜もおかされて皮膚のようになってしまい、失明やそれに近い状態になることもあり、最悪の場合死に至ります。
多くの場合は、病院で処方された薬を使うことにより発症しますが、市販の風邪薬や頭痛薬を飲んだだけでなるおそれががあるのがこの病気の恐いところです。
治療法は、とにかく早い段階で、強力に炎症をおさえるはたらきのあるステロイドを全身に点滴することで進行をくいとめます。
さいわい、最近はこの病気のことが知られるようになってきたので、手後れになってケースは減ってきているようですが、それでも死亡率は6%ほどだそうです。
最近は、実際に後遺症に苦しんでいる方がテレビで紹介されることもあるので、そのこわさを知っている人もいると思いますが、もし自分がなったらと思うとぞっとする病気です。
ちょっと風邪気味だからといって、安易に薬を飲むのは考えものかもしれないですね。
Author:きゃすぱ〜
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